総収入の把握

 自分の寿命を予想して、さらに現時点での総資産を把握したら、次に行うのが将来の収入の予測。退職後にもらえるお金として考えられるのは

・ 退職金

・ 仕事による収入

・ 様々な副収入、臨時収入

・ 公的な助成金

・ 年金

・ 投資活動による資産増

といったものでしょうか。 

 当然ながら退職後基本的には1回だけもらえるのが退職金、仕事や年金等は定期的な収入、投資による収入は臨時的色彩が強いです。

 これらをいつ頃、さらにいくらぐらい発生するかということを想定できれば、退職後の総資産が計算できます。

 以下仮にこれらの額を計算してみます。想定寿命は85歳で、65歳に退職後の収入という前提で考えます。

 最初が退職金。これは個人個人で金額は大きく異なると思いますが、今は仮にという話ですから、ネットで調べた1500万円前後と考えてみます。

 次が仕事。これまた65歳以降何歳まで働くかという予想が必要ですが、仮に70歳とします。つまり5年間。この間年収が200万だったとすれば資産は1000万円増えることになります。

 副収入や臨時収入はちょっと想定できそうもないので今は無し。公的な助成金もとりあえず省略。問題は年金。ネットで厚生年金の中央値を調べてみると17万という数字が出てきました。

 これは基本的に一生受給できますから、17万×12か月×20年と計算すると4080万となります。

 最後が投資活動による資産増。これは人によって差が激しくなると思われます。しかし平均的にみると3〜5%という数値が並ぶことも多いので、仮に1000万を3%で運用できれば、年間30万円の収入増。

 これを20年間続ければ600万の収入増?まあそんなに増えるとは思えないと感じる人も多いと思います。私も同感ですが、理屈で考えればそうなります。

 というわけで、これらの合計額を現在所持している預貯金等の資産額にプラスします。現状の預貯金額を1000万円とすると合計は

1000万(預貯金)+1500万(退職金)+1000万(仕事)+4080万(年金)+600万(投資活動)=8180万という結果になり、これが老後の資産の総額ということになります。

 結構大きな数値になるわけですが、その半分は年金収入ということになりそうです。



総支出の把握


将来設計シミュレーション


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