見えない支出を減らす

 もしかすると貯金が出来ない原因と共通するかもしれません。

 私の場合父子家庭生活になって10年ぐらい経過しましたが、この間、外食を減らしたのが一番大きな節約になりました。

 その後、日ごろからお金をどんなことに使っているんだろうと、家計簿をつけながら、財布の中身や貯金額の推移を気しながら生活する習慣がつきました。

 家計簿をつけるようになったのも大きなポイント。ところが家計簿になかなか反映されない支出があることに気が付きました。

 私の場合は基本的にお店で何かを買った時、その時もらえる領収証はすべて財布に仕舞い込み、5日〜10日間に一度表計算ソフトに種類と合計額を入力しています。

 ところが、家計簿をつけ始めた頃は、領収証をもらい忘れたり、店によってはそもそも領収証をくれない場合もあることに気が付きました。

 代表的なのが、旅行に行ったとき何気なく利用する自販機の飲み物。多くは120〜150円という価格ですから、利用する方は気楽。

 しかしこれを例えば3日に1回利用すれば、一か月で10本。つまり1200〜1500円の支出と言うことになります。

 コンビニやスーパーなら領収証を貰えますから、少額でもそれを貰ってくればいいわけですが、自販機は怖いなと感じるようになり、今は滅多に利用しません。

 また領収証を貰わないというか、貰っても財布に入れ忘れる代表例がネットの買い物。特にクレジットカードで決済をすると、財布の中に領収証が残ることはありません。

 クレジットカードのサイトで利用状況を確認することは出来ますし、購入した物品に領収証が入っていることもありますが、財布の中に入っていないので、つい入力を忘れがち。

 結局口座の引き落とし時期になって、「何だか妙に今月は引き落とし額が多いな」という印象を持つことが多いです。

 さらに特売セールや焼き鳥の屋台等では現金だけのやり取りになることが多く、これも家計簿に反映させるために記憶が頼りということになります。

 というわけで、財布の中身や貯金がいつの間にか減っていると言うことに気が付いた場合は、その原因を一度しっかり考えた方がいいです。

 特にこのぐらいならいいか、と思って自販機で飲料やタバコを買っている場合、1個1個の金額は小さくても、一か月まとまるとその影響は大きいです。

 見えていない支出を減らすと言うのも節約には必要な視点です。


缶飲料の値段は高い


節約について


表紙に戻る