ブレーカーが落ちるとき

 前ページで書いたように、各家庭ごとに電力会社との契約で使える電流の大きさが決まっています。

 またこの電流の大きさを求めるには、電気器具に書かれている消費電力の値を見て、これを100で割り算すればよいことになります。

 しかし自宅で普段使っている電気器具の使用電力をいちいち調べるのはかなり面倒なことも確かです。

 だいたいでいいから分かればいいのではという気もするはずですが、ネットで「電気器具の使用電力」と言った検索語句で調べると一覧表が出ているページも見つかるはずです。

 そういった一覧表を見て直ぐに気が付くことですが、消費電力が大きい電気製品は、一般的に熱を発生するものが多いです。

 具体的には電子レンジ、炊飯器、トースター、ホットプレートと言ったもので、これらは消費電力が1000W前後あります。

 要するにキッチン付近には消費電力の大きい家電製品が多いと言うことですが、冷蔵庫は500W前後です。

 ちなみに家電量販店に行って冷蔵庫を見ると、同じ容量なのに値段がずいぶん違うものがありますが、高いものは概して消費電力が小さいものが多いです。

 従って私は新しく電気製品を購入するときは、見かけや機能はもちろんですが重視しているのは消費電力です。

 というわけで、他に熱を出す電気製品はと考えると、ドライヤーや電気ストーブ、乾燥機付き洗濯機といったものが考えられますので、電気料金の節約を意識したら、買い替え時に消費電力の小さい家電製品を買うことが大事ということになります。

 ちなみに一般家庭の電力会社との契約電流は、たぶん20〜40(A)前後ではないかと思われます。と言うことは、冬場に消費電力800(W)のエアコンで部屋を暖房し、消費電力600(W)のこたつも使い、消費電力200(W)のテレビを見ながら、消費電力600(W)の炊飯器でご飯を炊くと、流れる電流の総量は22(A)となります。

 そこで前日に作ったおかずを温めようと消費電力1200(W)の電子レンジを使うと総電流は34(A)となり、契約電流が30(A)だとブレーカーが落ちると言うことになります。

 他にも日常的に消費電力500(W)ぐらいで冷蔵庫が動いていたり、消費電力200(W)ぐらいの照明を使っていたりしますから、30(A)ぐらいの契約だとブレーカーが落ちる確率はかなり高くなります。

 ただ我が家の場合は電気製品の使用にあたっては、以上の知識があるので、消費電力の大きい電気製品を使うときは、他の電気製品のスイッチをオフにしたりして30(A)の契約で過ごしています。



電気料金を減らすために


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