家計簿の形式
 
 「どんな家計簿にしたらよいか」と考えて思いついたのが、職場で使っていた表計算ソフトエクセル。もちろん紙媒体で記入することも考えましたが、かなり面倒そう。

 家計簿というのは、簡単につけられて継続性があることが重要。またあまり細かいことを記入する形式にすると続かないだろうと思われたので、まずは入力項目を大まかに分けました。

 その項目ですが、以下のようなもので、基本的な形式は早期退職後10年近くが経過した今も続いています。

 まず縦軸の一番左側の行に月日。これまた面倒なのですべて4桁の数字で表すようにしました。つまり4月1日なら401、4月30日なら430といった具合。

 こうすると401と入力して、そのまま下にマウスで下方に引っ張ると、430まであっという間に入力できることになります。

 続いて一番上の行に、日付の横に名称、場所と入力。要するに買ったものと買った場所の記入です。さらにその横から順に「食費」「外食」「酒」「衣料品」「雑貨類」「交通」「光熱」「医療」「通信」といった項目を作りました。

 ちなみに分類が難しい費用はすべて雑貨類です。冠婚葬祭に関する慶弔費も、町内会費もちょっとした文房具類も雑貨類です。

 で、ある日スーパーに行って食材を購入したら、横軸の日付を見て、食材、○○スーパーと入力。食費欄にレシートの合計額のみを入力します。

 これだと1日にスーパーで食材、衣料品店で下着というようになると、1日の行数は2行になります。

日付 場所  食費  衣料 
401  ○○スーパー  2000   
401 ○○店  3000 
合計   2000  3000 

 つまり買えば買うほど表がどんどん下に長くなっていくわけです。で月末の30日か31日の下の行にその月の合計額をSUM関数を使って計算させるという方式です。

 まあ市販の家計簿ソフトもあるみたいですが、機能が充実している分、利用法を習得するのに時間がかかります。というわけで、目標は要するに月に合計いくらぐらいかかっているのかということを知りたいだけなので、これで十分と判断。

 実際に使い始めてみると、結構使いやすい。ただし、入力を始めた当初は領収証をもらい忘れたり、そもそも領収証をくれない店があったり、ネット通販で領収証がはっきりしなかったりというトラブルもありましたが、徐々にそういった誤差は減っていきました。

 また月々の合計額を別の表にコピーして、年間の支出額を計算したりもしています。その結果、私の場合は趣味の海外旅行を除くと、普段の生活でいくらぐらい支出があるのかということもわかり、それによって将来のシミュレーションも考えやすくなりました。

 なお、この家計簿は基本的に生活していく上での生活費がいくらぐらいかかっているのかということを知りたいということで始めたわけですが、その後日々の家計費以外に、税金や保険といった支出もあることが分かり、これらは1年ごとの支出項目として、別の表に記入するようにしています。

 また私の趣味である海外旅行も、金額が大きいので生活費とは別建てで計算しています。


家計簿をつけて分かったこと


家計簿について


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