豊かな老後生活を維持するために
家事に関する知識が必要です。とはいうものの、フルタイムで働いていた時は、家事の一切をパートナーに任せていたという人も多いはず。
私もそういった傾向が強い一人でしたが、思っても見ない病気による妻の他界で、一気に
父子家庭となり、日常的に家事を行なわないと生活が維持できないという状況になりました。
というわけで、昔の多人数家族と違って、誰もが加齢に伴ってある日突然家事をせざるを得ない状況に追い込まれる可能性が高くなったなと思っています。
その意味では、老後の健康な生活を維持するためにも、家事の知識は必須だなと感じています。
ではそこで改めて「家事」とはどんなことを指しているのかと言うことをネットで調べてみると、
掃除、洗濯、食事の支度、育児、子育て、買物といったことが主になるようです。
私自身、妻を失ってからこういったことをすべて一人で行なったため、慣れない作業に疲れ果て、早期退職という決断をせざるを得なかったという事情があります。
早い話が、こういったことをすべて完璧にやろうとすると想像以上に時間と労力が必要になると言うことです。
だったら手を抜けばいいじゃないかと言うことになりますが、子供が絡むと、「そうそう手を抜くわけにもいかないな」と感じます。
というわけで、最初に「
掃除」ですが、最近は床掃除自動ロボットなるものが活躍している家もあるとは思いますが、それ以外に散乱した生活道具の片づけなんかを含めると、日常的に結構やることは多いです。
つまり散乱している生活道具を常に決まった場所に戻しながら、時々電気掃除機を使って掃除。さらにフローリング等の床を雑巾がけ?
他にも
バスタブの掃除や、毎日ではないにせよ
トイレの掃除。いつの間にか物が散乱しているベランダの掃除。我が家の場合は1軒屋なので庭の除草や植木の手入れ。
こういったことすべてについて、どのような手順でどんな道具を使い、どうやってやるかという知識が必要です。
続いて「
洗濯」。最近は全自動洗濯機なるものが出来て便利になりました。我が家も妻が亡くなる直前に全自動の洗濯機を購入。これによってずいぶん助かっています。
まあ基本的に最近の衣料品は丈夫だし色落ちの心配もあまりないので、私は洗濯かごに入ったものをすべて一緒にして洗濯していますが、このあたりはこだわりのある人もいるかもしれません。
ただ洗濯について面倒だなと思うのは、洗濯後に
干すという作業。さらに乾いた洗濯物を取り込みたたんで
収納するという作業。本当はアイロンがけも必要なんだと思いますが、さすがに私は手抜きです。
そして食事の準備。目下のところこれが一番大変。食事というのは、ただ作ればいいというものではないことが、食事作りを始めてすぐ分かります。
つまり
メニューの決定。食材のリストアップ。実際の購入。購入した食材の収納、保管。ここまでできてようやく調理開始。
しかし調理にもそれ相応の知識というか技術が必要。
料理本やネットのレシピを参考にしたりしていましたが、書いてある通りに作ってもなかなかそれらしい味にならないの日常茶飯事。
最初の頃はレパートリーも少ないし、知識もないので、おいしいものを自力で作ろうと思うとかなり苦労します。私がようやくおかずづくりにも慣れてきたかなと思ったのは、妻を失ってから5年ぐらい経った頃です。
まあ料理についてはまた機会があったら別のページでまとめようかなと思っています。
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