市民農園で農作業

 今日は早期退職後9年が経過した2019年5月です。この間畑もいくつか渡り歩いて、一時期は近所の土地持ちの農家の方から、かなり広い土地を年間5000円程度で借りて利用していました。

 しかしその農家の方が亡くなり、遺産相続の関係で土地を手放さざるを得なくなり売却ということになりました、その土地では5年以上作物を作り、たまたますぐ隣でベテランの方が同じような畑を作っていた関係でいろいろと教えてもらいました。

 その後、一時は作物づくりを断念しようかなと思っていたのですが、スーパーで妙にぎれいな野菜を買うたびに、自分で作物を作る喜び、できた作物のおいしさを思い出し、どうしようかなと考えていたら、市の広報で市民のための農園事業が行われていることを知り申し込み。

 20m2ぐらいの土地で、年間1.2万という管理料が必要ですが、奇麗に区画分けされ、場合によっては農機具も借りることができるということで申し込み。

 たまたま空きが3区画ぐらいあったので現場を見て、水場が近いこと、角地、駐車場から近いというような条件を考慮して選択。

 昨年から利用を始めましたが、やはり出来立ての作物はおいしい。というわけで今年も利用を申請。1月ぐらいからの暖かい日を選んで、まずは除草。

 続いて耕うん。と言ってもシャベルで掘り返し、上下の土を入れ替える程度。それでも作業をしていると、運動不足の体には良さそう。

 近くで同じような作業をしている人とも挨拶なんかをする機会がありますので、失われつつあるコミュニケーションの機会も増えました。

 さらに時折「農業指導員」と称する人が現れて、的確なアドバイスをもらうこともできます。てなわけで、今年はまず3月初めに、ちょっと早いかなと思いながら種イモの植え付け

 5kgの種イモを買ったら、利用している畑のほぼ5割がジャガイモになってしまい、来年は3kgだなとちょっと反省。残りの半分に、ブロッコリー、サニーレタス等の苗を移植。

 これは自宅の狭い庭の片隅に置いてあるプランターで苗づくりをしたものです。さらに絹さや、大根葉、ニンジン等の種まき。4月中旬に併設されている農協でナス、ピーマン、トマト、キューリといった苗が一斉に販売されるようになり、これらを植えると空き空間は一気になくなりました。

 それぞれの苗に風除けのビニールをかけたり、根の周りにビニールを張ったりと、この時期にやることは多いのですが、日々伸びていく苗を見ていると子育てにも通じるものがあり、「よしよし頑張っているな」と内心で声をかけています。 

 一方早めに植えた種じゃがからは順調に芽が出て、ジャガイモらしくなってきました。そんな姿を見ていると、別段やることもないのに、「今日はどのくらい成長したかな」と見に行くことになります。

 というわけで市民農園の作業は、運動、コミュニケーション、おいしくて新鮮な野菜が食べられるということで、一石三鳥にも四鳥にもなるなと思っています。

 ちなみに周辺では同年代の方が多数作業中。定年後に自宅近くで楽しく行える作業として考えている人が多いんだなという印象です。

市民農園の畑



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